本気で死にかけたカイルアビーチ
子連れハワイ旅行の失敗
子連れでハワイ旅行となると、心配なこともたくさんありますよね。
私も子供達を連れて家族でハワイ旅行を何回かしていますが、もっとこうすれば良かったな、後悔してしまったなと思うことがいくつかありました。
中には命に関わる経験もしたのでこれは皆さんに是非とも知っておいてもらいたい。
子供のこととなると失敗が取り返しのつかないことにもなりかねないので、ぜひ参考にしていただいて 後悔しない子連れハワイ に、大成功な子連れハワイ旅行になるよう、安全に楽しくハワイで過ごしてもらえたらと思います。
後半は失敗せずに良かったこと、おすすめなことも載せているのでそちらもチェックしてみてください。
予定を詰め込んでしまう失敗
色んな経験を子供にもさせてあげたいし、親は親で行きたい場所がたくさんでお買い物も楽しみたいとなりますよね。
そうなるとついつい予定を詰め込み過ぎてしまって、大人のペースに子供を合わせる形になってしまいます。
我が家の場合、三男坊の3歳児が、7泊9日の旅程中に二度発熱しました。
どちらも大事には至らず翌日には解熱し元気になってくれたのでまだ良かったのですが、予定していた計画はもちろん無くなり、私と三男はホテルでお留守番をし、主人と上の子達で出かけるという形に。
旅行中の不慮の事態に備えて保険に入っていたことと、解熱剤や風邪薬などを持参していたのですぐに対応でき、ひどくなってしまっても現地の病院にかかれるという安心感があったのでうろたえることがなかったのでそれはとても良かったと思います。
ただ、そもそも子供が元気でいてくれれば家族みんなでもっと楽しい時間を時間を過ごせたはずなので、やはりもっと余裕を持ったスケジュールを組めば良かったと後悔。
子供の体調面を考えると、旅行の中盤に何も予定を入れない日を作ってゆっくり過ごすような日も必要ですし、体調が崩れてその後の予定が変わってしまっても臨機応変に対応できるように予定を組むと安心です。
ハワイは、夕方のビーチ沿いを心地よい風に吹かれながらゆっくりお散歩したり、お部屋のラナイから海や山、街の景色を眺めて至福のため息をつくのも贅沢な過ごし方の一つ。
お出かけの日に子供に目新しいおもちゃを買っておいてあげれば、そんな日もお部屋で楽しく過ごしてくれるはずです。
後悔しないハワイ旅行の秘策
- 予定を詰め込み過ぎず、中盤に休息日を作る。
- 万が一に備えて海外旅行保険に加入する。
- 常備薬や必要な薬は必ず持参する。
ホテルのお風呂問題
ハワイのホテルは大抵の場合、バスタブ付きのお部屋であることが多いです。
それは日本人としてとてもありがたい。
もちろんそこは要確認で、よし!と思って泊まるのですが、誤算だったのが、固定式のシャワー。
なんと、上の方でシャワーヘッド部分がガチっと固定されているタイプの場合があるのです。
大人はまぁ、良しとします。
でも子供を洗わせることを考えてみて欲しいのですが、色んなところをちゃんと洗い流したいのに固定されているものだからめちゃくちゃ使いにくいのです。
ヘッドが動かない分、子供を抱っこして動かすしかありません。謎の重労働。
これは想像していなかった。というか、盲点でした。
確かに独身の頃に泊まったホテルでも固定タイプのホテルもあったと思うのですが、特に気にも止めていないことだったのに、子連れ旅行となるとこんなにも不便に感じる。
もっと色んなことにアンテナ張って生きてゆこうと思いました。
バスタブがあるかどうかはホテルの部屋の詳細に記載されていたりしますが、シャワーが固定式かどうかまでは書いていないので、頑張って電話で問い合わせて聞いてみるか、メールで翻訳しながら問い合わせ。もしくはサイトでホテルの部屋の写真が見れるのでお風呂のシャワーに注目して固定式か、ちゃんとノズルがついているかを目視で確認するかです。
メールでの問い合わせは、非常に遅いかスルーされて返信なしということも普通にあり得るのでご承知おきを。
後悔しないハワイ旅行の秘策
- ホテルの部屋のバスタブ確認をする。
- シャワーが固定式かどうかの確認をする。
- 固定式の場合、100円ショップで風呂桶を購入し持参するなど対策をする。
フライト中のバシネットの誤算
皆さん、バシネットはご存知ですか?
私は子連れハワイ旅行をするまでは全くその存在を知らなかったのですが、飛行機の真ん中のレーンで、席の前が壁っていう場所がありますよね。ちょっと他より足元広々な。
そこの席でのみ使える、バシネットなる1歳以下のお子に使える着脱可能なベッドがあるのです。
壁にガチっと固定でき、子供を完全にフラットな状態で寝かせる事ができるのでとてもありがたい存在なのです。
が、しかし!
このバシネットを使用できるのは、シートベルト着用マークが消えている時のみなのです。
このバシネットにもちゃんとシートベルトが付いており、さらには子供が突然の揺れで飛び出さないように上から丈夫なメッシュでカバーできるにもかかわらず、シートベルトマークがつくや否やCAさんが飛んできて、お子がすやすや寝ていようがお構いなく抱っこを指示されます。
ええ。安全のためには致し方ないのでしょう。
ですが、このボシネットのおかげでしばしの休息ができるかと思いきや、揺れるフライトに当たってしまった時にはしょっちゅうシートベルト着用サインが点灯し、その度にお子を取り出しギャン泣きされるという事態になりました。
飛行機内という人口密度の高い場所で度々わが子がギャン泣きするという悪夢。
周りには文句を言ってくるような方はおらず、大変そうねと気の毒そうな顔をしてくれるお優しい方達ばかりで救われましたが、申し訳なさこの上ない。
もう、バシネットは諦めてずっと抱っこがいいんじゃない?となるのですが、ここにまた落とし穴を発見。
このバシネットが使える壁前の席は、足元広々なのはとてもいいのですが、その分、食事に使うテーブルや映画を見るモニターが壁ではなく、席の両サイドにある肘掛け(ひじかけ)の内部に収納されているのでそこから取り出して使うことになります。
そのこと自体はそこまで不便を感じないのですが、問題なのは、肘掛けが収納になっているので、肘掛け自体を動かせないということなのです。
他の席は肘掛けを上げて、隣が家族だったらちょっと席を広く使えたりしますよね。
それができない。
しかも普通の棒状?の肘掛けと違って下が空洞になっておらず、収納になっているので完全に席と席を分断する壁になっているのです。
その席であぐらをかくことはもちろん、ちょっと斜めになってお姉さん座り、、みたいなこともできない。
ただひたすらお行儀よく真っ直ぐ座ることしかできないのです。
子供を抱っこしてそれってかなり辛い。せめて私と旦那さんの膝の上で横に寝かせてあげたりしたいのですが席の分断によりそれすら叶わない。
ちょっとやそっとの刺激じゃ起きない、泣かない赤ちゃんにはこのバシネットはめちゃくちゃオススメですが、背中スイッチの感度が良好な赤ちゃんにはちょっとオススメはできないです。
便利なものとしてしっかりと利用できる場合は本当にありがたいのですが、バシネットを予約するかどうかは赤ちゃんのタイプや親御さんの機内での過ごし方を考慮して決めた方が良さそうです。
後悔しないハワイ旅行の秘策
- バシネットの使用はシートベルト着用サインが消えている時のみと覚悟する。
- バシネットが使用できる席の肘掛けは上がらないと把握しておく。
- そもそもバシネットを使用するかどうかの検討をしっかりとする。
バシネット利用時の具体的な注意点や感想などこちらに詳しくレポートしているので参考にしてみてください↓
行きの機内で寝ず、到着後に爆睡するという失敗
日本からハワイへ行く便は、基本的に夜出発し日付変更線をまたぎ出発した日の朝に到着。
日本からハワイへのフライト時間は機体や時期により多少違いますが大体行きで7時間前後。帰りが8時間半前後。
ということは、ハワイに到着した日のことを考えるとこの貴重な行きの7時間のフライトで、いかに睡眠を取れるかで到着日の1日が有意義なものになるかどうかということになります。
子供の年齢にもよりますが、幼児や小学生の場合は機内のモニターで目新しい映画を見たりゲームをやったりでなかなか寝ない。興奮状態。
乳児はいつもと違う状況を敏感に察知し、気圧で耳も変な感じだけど伝える術もなく、とにかく不機嫌。ギャン泣き。
もちろんそれに付き合う親も睡眠どころかゆっくり座っていることすらままならない。
当然、到着する頃には睡眠不足とフライトの疲れ、時差ボケでフラッフラになるわけです。
でも、すごいもので到着後しばらくはハワイに来た嬉しさと気力でしばらくはもつんです。
チェックインまで荷物をホテルのフロントに預けて、プールで過ごしたり買い出しをしたり。
15時になってやっとチェックインの時間。(ホテルによります)
ホテルの部屋に入りベッドを見た途端に猛烈な睡魔に襲われみんなで爆睡。仮眠とは言えない長さのお昼寝をかましてしまうのです。
そんなわけで起きた頃には1日が終わろうとしている。
夕食に出かけるくらいしかありませんが、満腹になったとてさっきまで寝ていた体はまだまだ元気で結局夜更かし。次の日に響いて遅く起きる事態に。
どこかで一回我慢して睡眠時間やタイミングを調整しないと、そのままダラダラ終盤まで時差ボケを引きずる羽目になり後悔する。
そんな経験を一通り私はしてきました。
こうやって聞くとそんなんじゃ子連れでハワイなんて無理と思うでしょうが、ちゃんと傾向と対策を練って挑めば大丈夫。
まずは、飛行機に乗る前からこの戦いは始まっているのです。
まずはいかに機内で眠れるかが大事。それに尽きる。
離陸してからしばらくしてシートベルトサインが消え、その後機内食が順番に運ばれてくるのですが、欲張らずにサッと食事を済ませ、CAさんが食べ終わった食器などを回収するときにちゃんと全て回収してもらう。
そしてすぐさまテーブルをしまい、寝る体制を整えて寝る。寝る体制とは、ネックピローはもちろんこの段階はまだ照明で明るいのでアイピロー、耳栓、そしてフットレストを持参していたらフットレストの設置。必要ならブランケットも。
映画が見たい?
ハワイを楽しみたいなら帰りの便で全部見るべし。
同じ航空会社の便であれば基本的に同じ内容のエンタメがあるので、行きはグッと我慢し日中に帰る体も元気な帰国便でエンタメは見るべきなのです。
中には搭乗した直後から一切の機内サービスを受けずエンタメも見ずに寝に入る猛者もいます。流石の一言です。
そして子供達に関してはフライト前から勝負は始まっているんです。
機内で眠れるように搭乗前に遊ばせて体をある程度疲れさせておくことが大事。疲れさせすぎると体調を崩すことになりかねないのでそこは要注意。
機内のエンタメも子供には「帰りにいっぱい観れるから我慢しようね。ハワイでいっぱい遊びたいよね?ハワイに着いたらすぐに遊べるように今のうちに寝ておこうね」としっかりと伝えておきましょう。
まだお話の聞けない赤ちゃんや幼児には、なるべく普段眠っている状況を作り出してあげることも大事。
抱っこ紐だとよく寝る子なら機内でも抱っこ紐は必須だし、ぬいぐるみやおもちゃ、タオルなど普段持っていると安心するものもお忘れなく。
シートベルトサインが消えている時しか使用できませんが、2歳未満の子供には専用のベッド[バシネット]の利用もありです。
そして、個人的におすすめなのが、メラトニンを飲ませることです。
グミタイプのものや、液体タイプで飲み物に混ぜて飲ませられるのもあるので小さい子供にも飲ませられます。
ちょっと怖いと思われるかもしれませんが、メラトニン自体がそもそも人間が自分で作り出せる睡眠を促す物質。
日本では一般的にはまだ販売されていませんが、医療用にメラトベルという名前で処方されており、アメリカでは薬としてではなく、誰でもスーパーなどで買えるサプリメントとして様々な種類のものが販売されています。
日本にいてもiHerb(アイハーブ)などのサイトで簡単に個人輸入で購入ができます。
それでも私も子供に与えるのはちょっと怖いなと思い、子供用のグミタイプのメラトニンを3分の1に切って当時2歳の三男に与えたところ、20分後くらいに見事に就寝。
その後、なかなか寝ないという時に何度か与えましたが、毎回あくびをし始め確実に効いています。3歳になった今もごくたまに与えることがありますが、半分の量で普通に効きます。
もちろん人によって合う合わないがあると思いますし、そういったものに頼りたくない方もおられると思いますので、メラトニンのご使用はご自身の判断でお願いします。
試してみたいなと思う方も、メラトニンについて良く理解し納得した上で、いきなり旅行の時に使用するのではなく、事前に少しずつから試してみると良いです。
我が家はお守りがわりに持っていると、それだけで安心感があります。そしてやはりほぼ毎回効いてくれるので本当に助かっています。
もちろん大人用もあり、子供に与える前に実際に私も試しましたがちゃんと眠気がやってきます。
睡眠薬ではないので猛烈な睡魔という感じではなく、普段も感じることがあるやや強めの眠気といった感じです。
もちろん、摂取量や個人の体質によっても感じ方は様々だと思いますが、これが使えれば睡眠不足の状態より子供の体の負担も減るし、親も寝る時間が確保できるのでとっても助かると思います。
フライト時だけではなく、その後の時差ボケの調整にも一役買ってくれるので我が家にとって海外旅行には欠かせないアイテムになりました。
ただ、色々な対策をしてみたものの、それでも寝不足だという事態にままなることでしょう。
やはり映画を見てしまったり、眠れたと思っても機内サービスによって起きてしまったり。
そんな場合、ハワイで到着後にやはり少し仮眠をする必要があります。
できることならアーリーチェックインを事前に申請しておくこと。
普通は15時や16時頃にホテルのチェックインができるのですが、オプション料金を支払うことによって午前中やお昼頃にチェックインが可能になります。たまに予約した部屋の準備が早々と完了していることがあり、その場でアーリーチェックインをさせてくれる場合もある(有料の場合と無料でサービスしてくれる場合もある)のですが、確実なのは事前予約です。
早めに部屋に入ることができればその分早い時間帯にお昼寝をすることができます。
アーリーチェックインができなかったとしても、部屋に入ったらまずお昼寝がおすすめ。
多分相当眠いはずなのでうっかり一晩分寝てしまう勢いですが、そこは気合いで1〜2時間で起きましょう。ベッドでしっかりと1時間寝るだけでもその後の行動がとても楽になります。
先日コロナ明けで5年ぶりにハワイに行った時はタイムシェアの部屋のアーリーチェックインはできず、オーナーの人が無料で利用できるシャワールームが付いた休憩室があったのでプールから上がった後は入室までそちらで過ごしました。
主人と次男はそこで力尽きてしばしお昼寝。
やっと入室してもやはりまだまだ眠く、子供達は大きなベッドで瞬時にご就寝でした。
ラウンジのシャワーを浴びて、休憩。力尽きる2人。
やっとお部屋に入れて爆睡する三兄弟
可哀想ではあるけれど、1時間ほどで起こしてアラモアナのスーパーに買い出しに。
タイムシェアのオーナーでなくてもホテルやコンドミニアムによってはチェックインまでの時間を過ごすような休憩室やラウンジがある場合があるので出発前に調べてみると良いです。冷房がきいたお早で休憩できるとその後の行動が楽になります。
ただ、やはり長いフライトと睡眠不足で体に疲れが溜まっているので到着日はあまり無理をせず、ホテルから近い場所で過ごして早めに就寝すると翌日以降もリズムが作りやすくなります。
大人は比較的順応が早いですが、小さなお子様は親もびっくりするほど体内時計が正確で、いつも日本でお昼寝や睡眠をとっている時間帯にちゃんと眠気がやってくるので、我が家はフラットになるタイプのベビーカーがとても重宝しました。でも、時間帯によっては途中で起こしたり、夜にしっかりと眠れるように子供のリズムも親が調整してあげることが大切です。
後悔しないハワイ旅行の秘策
- 機内では極力寝ることに徹する
- エンタメは帰りの便にとっておく
- 子供には搭乗前に程よく疲れさせておく
- いつも寝ている状況を作り出す
- メラトニンサプリの服用も検討する
- できればホテルはアーリーチェックインする
- 部屋に入ったらまず1,2時間お昼寝をする
- 到着日は無理せず早めの就寝を心がける
知らないと損な機内での過ごし方をこちらに詳しく記載しているので良かったらもちらもご参考にしてください↓
アクティビティの予約や予定の失敗
我が家の場合、最終日ではないですが旅行の後半に予定していたハイキングが雨によって行けなくなり、その後帰国日まで微妙な天気が続き、結局行けずに帰国となりました。
もし旅行中にオプショナルツアーなどでハイキングやイルカウォッチングなどのアクティビティの予約・予定をしている場合、なるべく旅行の前半に予定を組んだ方が良いです。
なぜなら、天候が読めないので場合によってはそのツアーが催行されない場合があり、翌日以降に延期になる事があるからです。最終日に予約してしまうとツアーが催行されなかった場合、延期することもできずにがっかりして帰国することになり、そのアクティビティを楽しみにしていた子供には苦い思い出が残ってしまいます。
子供も楽しみにしていた場所だったので、前半の天気が良いうちに行っておけば良かったと反省。
お買い物や、プールや波の高くないビーチで少し遊ぶ程度だったら、ちょっとくらい雨が降っていてもできたなぁと思います。
ただ、前半に予定を組むといっても、到着日はやめておいた方が無難です。
フライトにより体が休まっていない上に時差ボケも相まって体調が万全とは言えず、ここで無理をするとその後の予定が全滅することになりかねないからです。
ハワイでの滞在期間にもよりますが、三日目あたりがオススメ。
後悔しないハワイ旅行の秘策
- アクティビティの予約・予定は旅行の前半に入れる。
- ハワイ到着日は時差ボケと体の疲れがあるので無理に予定を入れない。
- 天候次第でフレキシブルに予定を変更できるようにしておく。
死にかけたカイルアビーチの出来事
人がまばらなカイルアビーチ
ハワイで初めて死を予感させるような危険な経験をしました。
正確には私自身のことではなく、当時7歳の次男と主人が海で溺れました。
海に行く時は毎回必ず子供達にライフジャケットを着せていたのですが、その日に限って、前日シュノーケルをした時にライフジャケットのせいで下を見たり底にいる小さなカニや貝などを拾ったりするのができなくて嫌だと言われ、主人も一緒だし浅瀬でちょっと遊ぶくらいなら大丈夫かなと安易に考えてしまい、上の子2人には着用させることができませんでした。。
三男はまだ3歳だったので事前に海から少し離れた場所に設置したテント付近でお砂遊びをしたり私がかかりっきりで見ていました。
上の子たちと主人は、ボディボードや浮き輪に乗って浅瀬でちょっと高めな波に乗ったりして遊んでいました。
カイルアビーチをご存知の方も多いと思うのですが、とても美しくて広いビーチで、人気ではあってもワイキキのように人はおらず、高級住宅街にある閑静なビーチで、波は普段からワイキキよりも高いです。
公共のビーチという感じではなく監視員は1人もいません。
次男は子供用の小さめなボディボード型の浮き輪にうつ伏せに乗っかってぷかぷかと浮いて遊んでいたのですが、しばらくして、「ここ足つかなーーい!」とちょっと楽しそうに言っていました。
主人が「〇〇!足つかないとこ行くな!こっちにバタ足で戻っておいで!」と。
次男もそれを聞き、頑張ってバタ足をしているのですが全く前に進まない。それどころかどんどん沖に流されていく。
これはヤバイとすぐさま主人が駆けつけるのですが、次男の場所に辿り着いた時、193cmの主人がやっとなんとか足がつくくらい。
なんとか辿り着いたものの、引き潮の力が凄すぎて大柄な主人の力でも全く前に進まない。その場にとどまっているので精一杯。
私もその頃には事態に気付いてなんとかしなければと、三男が夢中でお砂遊びをしているのを確認し、長男に三男を頼むと合図しつつ、大きめの浮き輪を持って駆けつけようとするのですが浮き輪が波に押されて私もなかなか前に進まない。近づこうにも今度は自分が流されそうになりただの足手まとい。
その間にも主人は波に揉まれながら大声で、「Help meeeee!」と叫ぶ。
でも10m〜20m間隔に1組いるかいないかほどの人しかおらず、波や風の音にかき消されて声が届かない。
沖にながされそうになるのを必死に耐えて叫んでいる時に、やっと私たちの右隣にいた若者グループのうちの1人の若者が事態に気付いてくれて、躊躇することなく駆けつけてくれました。
大の大人2人で次男の両脇を掴み、やっと、少しづつ、一歩づつ前進しなんとか岸に辿り着きました。
その時には主人は海水をかなり飲んでしまっていてむせ返りゲホゲホ。
幸い次男はずっと浮き輪に乗っていてあまり海水を飲まずにすみました。
でも、あと1秒主人が駆けつけるのが遅かったら、主人が小柄な人だったら、誰も助けに来てくれなかったら、目の前で2人を失うところでした。
よく子供が流されて助けに行った者まで一緒に溺れて亡くなるという話を聞きますが、一歩違えばその状況だったと思います。
しばらくは声も出ずその場でワナワナと震える私たち。
子供達が遊んでいた場所だけが強い引き潮になっていて、その後もその両サイドで遊んでいる人達は、息子がいた場所よりももっと沖の方にいるにも関わらず、穏やかにプカプカと浮かんで遊んでいたりします。
本当に、一見何も他と変わらない海でしたが、私たちのいたエリアだけがとんでもない引き潮のデッドゾーンだったのです。
この、専門家でない限り見分けられない引き潮の存在を心底怖いと思いました。
何も知らずにテントのすぐ近くでずっとお砂遊びする三男。右奥にある水色のボード型の浮き輪に乗り次男は助かりました。
しばらく皆んなで休憩をして、子供たちに今あったことはどういうことだったのかを説明し、その後は波打ち際で砂遊びなどをして穏やかに過ごしました。
私たちを助けてくれた若い長髪のシュッとした青年には何度もお礼を伝え、彼らが帰るときに主人が追いかけてもう一度お礼を伝えました。私からは見えなかったのですが、その青年の方からハグをしようと言い、助けるのは当たり前だと言ってくれたそうです。
こんな素晴らしい青年がたまたま隣にいてくれたことも心底神様に感謝しました。
何度もこの命の恩人の彼に感謝したいしこのことは忘れてはいけないと思ったので、彼にお願いして一緒に写真を撮っておけばよかったと夫婦で後悔しました。なんなら連絡先を交換して感謝の思いを何か形で送りたい位でした。
自分の身も危険な状況になるかもしれないにも関わらず迷わず助けに来てくれて、本当に本当に感謝しています。青年に幸あれです。
主人も彼が来てくれなかったら確実に自分達は死んでいた。ギリギリだったと言っていました。
命拾いしたこの経験は子供と海に行くみなさんに共有しなければと思っています。
もちろん大人の方だけで行く場合も、この引き潮に乗ってしまうと自分の力では戻れないため、頭に入れておいて欲しいです。
大切なことなので、以下に詳しく反省点や改善点をまとめています。
後悔しないハワイ旅行の改善策
今回の反省点 | 反省の理由 | 改善点 |
子供にライフジャケットを着せなかったこと | 万が一そのまま流されていても浮いていられれば助かる可能性があるが、未着用の場合、浮き輪がなくなったらほぼ助からない。 | 何があるか分からないので浅瀬でも波がなくても着用させる。大人もライフジャケットを着用する。 |
大人が子供よりも浅瀬にいたこと | 流されてしまった場合、助けに行くのに時間がかかってしまう。気付いた時には手遅れになってしまうことがある。 | 常に大人が子供よりも沖の方にいて、流されてもすぐに受け止められるようにする。自分より深いところに行かないでと声がけをする。 |
ライフセーバーのいないビーチで子供を遊ばせたこと | 綺麗でワイキキよりも人がいないことを喜んでいたが、人がいない=助けてくれる人も少ないということ | 子連れの場合、ライフセーバーのいるビーチで遊ばせるか、大人の目と手が届く範囲の浅瀬か波打ち際で遊ばせる。 |
子供に海の怖さを事前に伝えておかなかったこと | テレビのニュースなどで怖いね、気をつけないとね、と言ってはいたが、自分ごととして捉えられていなかった。 | もっと具体的に映像などで海の怖さを伝え、安全に遊ぶにはどうしたら良いか、いざとなったらどうしたら良いかの確認をする。 |
コンドミニアムではなくホテルに宿泊して失敗
初めて子連れでハワイ旅行をした時、どうしてもホテルの部屋からビーチがバッチリと見えるところに泊まりたくて、オーシャンフロントという条件にこだわってホテルを予約。
まだ子供が1歳と3歳だったため、きっと予定通りにおでかけできないだろうと、なるべくお部屋で充実した時間が過ごせるように素敵な景観が欲しかったのです。
[ストンワイキキビーチタワー]というホテルに泊まったのですが、ホテルとしては全然問題なく、景色も素敵で最高だったのですが、そこは盲点だったなと思ったのが洗濯物問題。
コンドミニアムだと大抵お部屋に洗濯機が付いているのですがホテルの場合は洗濯機はありません。
ホテルによってはどこかのフロアにコインランドリーがあるのですが、それもタイミング次第ではいつも空いていないとか何か恐ろしげな雰囲気で利用するのが怖いとか、単純に小銭を持ち合わしていないなどの問題が勃発。
頑張って手洗いしてみるものの、ハワイはベランダで洗濯物を干すことが禁止なので、この洗濯物どうするんじゃいとなるのです。
お風呂が広くて尚且つ洗濯物を吊るす紐なりピンチなりを持参していれば多少の枚数は干せるのですが、水着も家族分あるので全然干しきれない。
なので下着と水着に絞って洗濯して、大量の服を帰国してから洗う羽目になりました。
汗をかいたままのお洋服をそのまま持ち帰るのって嫌じゃないですか。
いつも現地では新しい服を購入するので着る服には困らないのですが、洗濯できないのはちょっと困りました。
その後行ったハワイではタイムシェアのお部屋だったりコンドミニアムに宿泊していたので、お部屋に洗濯機・乾燥機が付いていてストレスフリーでした。
もちろんキッチンも広々で冷蔵庫も大きいので円安対策に自炊を多めにした時もものすごく助かり、フルに使用させてもらって大満足。
今回泊まったヒルトングランドワイキキアンのお部屋は2ベッドルームでリビングやキッチンも広々。円安と物価高でいつものハワイとは違い自炊をたくさんしましたが、使い勝手良くストレスフリーでした。
大型の洗濯機と乾燥機も付いていて毎日の洗濯に全く困らない。洗剤も置いてありましたが使い慣れたものの持参がオススメ。
お部屋も寝室とリビングが分かれていることが多いので暮らすように滞在でき子供たちも大喜び。
独身時代は寝るだけだしとお部屋にそこまでこだわりませんでしたが、子連れ旅行の場合はお部屋でゆっくりする時間も増えるので、なるべく家族みんなが心地よく滞在できるコンドミニアムがおすすめです。
後悔しないハワイ旅行の秘策
- ホテルによっては洗濯機がないので要確認。
- ホテル滞在で洗濯をするならピンチや洗濯紐など干せる道具を持参する。
- 子連れ旅行の場合、少々値が張ったり場所がイマイチでも部屋の中身を重視する。
- 洗濯・自炊するならコンドミニアムがおすすめ。
これは良かった!失敗せずに済んだわが家の体験談
後悔した子連れハワイ がある一方で、これは良かったな。ナイスな判断だったなということもありました。
これまでに4回子連れでハワイ旅行を経験しているので、今までで培ってきた皆様にとって有益となるであろう情報をお伝えしたいと思います。
ぜひご参考にしてみてください。
寒さ対策
暑さ対策でなく?寒さ対策。
ハワイが常夏で暑いということは誰もが知るところなので対策もしていくと思うのですが、ハワイは寒いのです。屋内が。
ちょっとした薄手の羽織を持っていけば大丈夫でしょうと思われるかもしれませんが、すごく暑がりな方はそれでオッケーでも、体温調節の上手くできない子供や冷え性の女性などは、結構ちゃんと暖かい上着を持っていくことを強くオススメします。
特に、THE BUS(ザバス)を利用する予定のある方。
それはそれは極寒の車内です。
主人が1人でザバスを利用する機会があり、この実態を聞いていた私は上着を持参させました。
暑がりな主人でさえ、この上着がなかったら終わってたわという程寒かったそうです。
他にも、普通にホテル内はどこも冷え冷えです。
部屋の中は調整できるから大丈夫かと思いきや、ホテルによってはオンオフのスイッチしかなく温度調整ができないタイプの部屋もあるのです。
なんてこと。
しかもハワイのお部屋のお布団は、日本みたいに毛布とフカフカのお布団があるわけではなく、ハードめなブランケットとこれはシーツでは?と思える薄さの布団しかなかったりする場合もあります。
なので、私も子供たちも毎回長袖長ズボンのパジャマを持参し、上着も暖かく、寝ている時にも着ていられるような肌あたりの良いものを用意していきます。
大抵のハワイのホテルは日本のホテルと違って寝巻きなどは置いておらず、いいとこバスローブがあるくらいです。
なのでそもそもパジャマは必須アイテム。
その時々のホテルによって温度は様々でしたが、ホテル内が暑いことは一度もなく、涼しいか寒いかのどちらかです。
もちろんレストランや何かしらの施設でも同様に涼しいか寒いかのどちらかの場合がほとんどなので上着は必須。
オススメの上着はフリース素材のもの、ベアフットドリームスやカシウエア、ジェラートピケで売っているような、フアフアの軽くて柔らかくて暖かいもの。
機内でも活躍するのでスーツケースに詰め込む必要もなく意外と荷物にならないです。軽いですし、いざとなったら圧縮袋に入れてしまえばぺちゃんこになります。
12月に行った時は夕方の海沿いは風も強く肌寒いことが多かったのでフリースの上着が大活躍
エッグベネディクトで有名なハウツリーがあるカイマナホテルの一階に、私の大好きなベアフットドリームが。
ここのフアフアの上着は本当に気持ちが良くてオススメ。
個人的には靴下も常に持ち歩いていました。
冷房の効いたレストランにしばらくいると足元から冷えてくるので、サンダルでも大丈夫な足袋ソックス(親指が独立しているタビ状の靴下)が活躍。女性には特にオススメ。
そのほかに上着を使う状況としては、子供達が海やプールで遊んだ後、冷たいシャワーで体を流し、タオルで拭き拭き。
ふと顔を見ると唇ムラサキ。鳥肌立ってる。そんな時もすかさず上着を着せます。
気温が高いからすぐ体も温まるだろうとほっておく間に子供は風邪を引くので早い対応が大事です。温まったら脱がせてあげれば良いのです。
そして、ハワイといえども冬場は気温が上がらず、日中でも肌寒いことがあります。雨季でもあるので雨が降ったら尚更寒い。暖かい上着なしには過ごせないことがあります。
その年によって全然温かな冬もあれば、夜はダウンが必要なほど寒くなる年もあるようなので、11月から3月頃にハワイに行く方は情報収集するなど特に注意してください。
ビーチに簡易テントを持参する
ワイキキビーチなど観光客が多いビーチではパラソルやビーチベッドなどをレンタルできるのですが、レンタル料金はかなり高めに設定されています。
家族が多い場合は全員分借りるとなるとかなりの出費に。
小さなお子様がいる場合や、足を伸ばして遠くのビーチに行く場合などは簡単に設置できてコンパクトに運べるタイプのテントが活躍します。
我が家の場合、常に誰かが乳幼児だったりしたので、おむつ替えや授乳の時も周りの目を気にすることなくでき、強すぎる日差しも遮ってくれるのでとても重宝しました。
雨季の場合や、東海岸にありがちな突然のスコールの時にも一時避難できて荷物も濡れずに済みました。
少し荷物にはなってしまいますが、レンタカー移動の場合などぜひ持参するのがオススメです。
奥の青いテント。この時は三男はすでにオムツが取れていたので3方向が開いていて風を通すタイプのものを持参。授乳やオムツ変えにも使用したい場合は全面隠せるタイプがオススメ。着替えにも便利。
小分け用ジップロックを持参する
ハワイで子供達が楽しみにしていることの一つに、現地のお菓子があります。
日本では見かけないようなカラフルなパッケージに包まれた大量のお菓子。
チップスやグミやらキャンディーを必ず買わされるのですが、なんせ量がすごい。
そんな時のためにいつも多めにジップロックを持参。(ジップロック以外のジップ袋でも大丈夫ですが、分かりやすくジップロックと記載します。)
小分けにして子供達それぞれに持たせたりするのにとても重宝します。
色々なサイズを持って行くのですが、毎回ほぼ使い切るくらい何かと使い道があるんです。
液体系のお土産を買った時に、そのままスーツケースにしまうと破裂したり割れた時に不安という時も、ジップロックに入れて持ち帰れば万が一の時も大惨事を免れることができます。
実際に、子供用のシャンプーを購入し持ち帰った時に気圧の関係でなのか中身が漏れ出していたことがありましたが、ジップロックのおかげで周りに被害は及ばずにセーフ。対策しといて良かったです。
シャンプー以外にもボディクリームやドレッシングなどの調味料を持ち帰る時にも使用しました。
そのほかにも、汚れた着替えを入れたり、水に濡れた水着を入れたり、上着を圧縮して持ち運んだりする時も大きめなジップロックが大活躍。
もちろん現地でも購入できるのですが、日本の物の方が安くてサイズや柄の種類も多いですし、嵩張るものでもないのでちょっと多めに持って行くのがオススメです。
失敗せずに済んだ我が家の秘策
- 屋内は冷房が効きすぎていることが多いので上着を持参する
- 女性や子供にはフワフワな暖かい上着がおすすめ
- 冷え性の方は靴下も持ち歩くと安心
- 冬場のハワイは寒い場合があるのでその時の気候などを渡航前に情報収集する
- 授乳、オムツ替え、日除け、雨よけになるのでテント持参がオススメ
- お菓子の小分け、汚れ物入れ、帰国時の液体物の梱包用に様々なサイズのジップロックを持参する
この他にも子連れ旅行にはどんな荷物を持っていけば良いかを詳しく説明しているのでぜひご参考に↓
まとめ
この記事では 後悔した子連れハワイ と題して今までに私が経験した、失敗談から学ぶ成功のポイントや助かったことなどをお伝えしました。
小さな子供を連れてのハワイは敷居が高いと思っていた方も、しっかりと事前に予習して対策を練っておけば安心して旅行ができるはずです。
もちろん想定外のことも起こるのが子連れでの海外旅行ではありますが、それすらも楽しめるように心に余裕を持って過ごせるといいですよね。
準備不足はあっても対策しすぎるということはないのでぜひ参考にしていただいて家族みんなで素敵な思い出をハワイで作ってきていただけたらと思います。
kyla
子連れ限定ではなくハワイで失敗したあれこれもあるのでこちらもご参考に↓
コメント